接客が良いと言われる某有名カフェ。店員さんはみな笑顔で、お客様と親しげに会話をしたり、カップに一言メッセージを書き込んだり。積極的にお客様とコミュニケーションしています。
お客様は店員さんとコミュニケーションすることで、店員さんは血の通った人であると感じますし、お店に受け入れられていると感じ、居心地がいいと感じます。そして、そのお店が好きになります。お店を好きになると、お客様として来店するだけでなく、そこで働いてみたい、と思う人も増えます。時給が高くなくても、アルバイトの応募が多くなるそうです。
「自分のお店でも、スタッフにこんな接客をさせたい」と思う飲食店オーナー、店長さんも多いのではないでしょうか。でも、経験の少ないアルバイト店員に、積極的でフレンドリーな接客をさせるのは簡単ではありません。なぜその有名カフェではそれができるのでしょうか。その秘密は、接客の教育よりも、ブランドにあります。その鍵を握っているのが、実はユニフォームなのです。
「ブランド」というと、高級なお店や商品のこと、と思っている方も多いのでしょうか。しかし、ブランドという言葉の本当の意味は違います。ブランドとは、一言でいえば、「ずっと変わらないお客様との約束」のことです。確かに、「ずっと変わらない高い品質」という約束を掲げている、いわゆる「高級ブランド」は多いですが、そればかりがブランドではありません。低価格ファーストフードの「ずっと変わらず安い」というのも、牛丼屋の「(提供が)早い」というのも、お客様にとって価値ある約束です。これらが「ブランド」であり、「安いから行く」「早いから行く」という来店動機になっています。
それでは、先ほどお話しした接客が良いカフェはどのようなブランドを持っているのでしょうか。それは、「お客様にとって居心地の良い場所」というブランドだそうです。そこで働くアルバイト店員がそれをよく理解し、ブランドにふさわしい振る舞いをするので、お客様も「居心地の良い場所」であることを感じられます。もともとは、自分自身が客としてそれを体験したことがきっかけで、このお店で働きたいと思ったというスタッフさんも多いそうです。
だからこそ、自然と笑顔の接客にあこがれる人がアルバイトに応募し、積極的に笑顔で接客に努めてくれるのです。
このように、ブランドは、お客様に対してはもちろん効果的ですが、求人においても効果的なのです。
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