色が決まったら、モチーフを考えましょう。モチーフも、コンセプト画像を探しながら決めていきます。例えば、ナチュラルをコンセプトとして、グリーンをテーマカラーとした場合、ロゴマークには葉っぱや木をイメージすると統一感があります。白をテーマカラーにするなら、白は柔らかさをイメージさせますから、直線よりも曲線の方が印象に統一感がありますね。このように、色もモチーフも同じテーマに沿って考えることで、さらにイメージを湧き起こすことができます。
色とモチーフが決まったら、ここからはデザインの作業です。デザインというと、プロじゃないと難しいと考えるかもしれませんが、基本的なアイデアは素人でも考えることができます。先ほど考えたお店のブランドコンセプトを振り返り、それをデザインとして表現してゆきます。
飲食店ではないですが、例えば当社TWAの場合、ユニフォームのカスタマイズによって、それぞれのお店らしさを引き出し、チームワークを高めてもらうことをミッションとしています。コンセプトとしては、若い従業員をたくさん抱える飲食店のオーナーさん、店長さんに、『ハンドメイド、カスタマイズ』されたユニフォームを提供することで、高まる『個性、チームワーク』などのキーワードのイメージをお伝えしたいと思いました。そこで個性の表現として、マルチカラーを選び、ハンドメイドの表現として、モチーフには糸とボタンを選びました。
これを手書きでスケッチして、清書はデザインツールが使えるプロのデザイナーさんにお願いしました。ボタンの輪郭は手書きの丸で、ここでもハンドメイド感を出して、印象を強めています。
みなさんも、だいたいのイメージができたら、ラフスケッチ(大まかな下書き)だけ自分で書いてみてください。清書だけをプロに頼めば、それほど高い費用はかからないでしょう。
丸ごとプロに頼むことも可能ですが、コンセプトから一緒に考えてもらうには、数十万円の費用が掛かりますし、人によっては、当たりはずれが大きいです。店員数名の小規模なお店であれば、せめてコンセプトの段階は自分たちでやって、ロゴマークのデザインのアイデアからプロにお願いするのが良いと思いますが、自分の考えたコンセプトがうまくロゴマークに表現できるかどうかは、デザイナーさんの腕にかかってきます。
ロゴマーク作成手順
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